2016年12月01日

筋肉は大きくするべき?しないべき?

同じ超一流選手でありながら、イチロー選手とダルビッシュ有選手の考え方は正反対である。
以前にも書いたが、野球好きなので野球選手を例に出すが、どのスポーツにおいても考え方は同じだ。

「体(筋肉)は大きくするべきなのか、それともしないでも良いのか」

さてどちらが正しいのでしょう?

両意見ごもっともですから皆さん迷うかと思いますが、この答えは案外簡単です。

答えは「その人、選手によって違う」

これが漠然とした答えです。

ただ、これでは「では自分の場合はどうなんだ?どういうトレーニングをしたらいいんだ?」という疑問が残ります。

これを解決するには少し具体的に考える必要がありますので、今回は少し具体的に書いてみます。

まず、話が飛んで聞こえるかもしれませんが、明治近代化、戦後、著しく西洋医学が発達したことによって、スポーツにおいても解剖学というのが軸に考えられるようにはなってきました。

その結果、どういう動きにどういう筋肉が使われ、その筋肉を鍛えるためにはどういうトレーニングをするかなど、はっきりと解明されました。しかし、これは人体の全貌からすると極々一部に過ぎず、まだまだ未解明な部分がたくさんあります。

その1つに今回の答えともなる「人による個人差」というのがあります。

例えば、元々筋肉質とかそうでないとか、身長、体重、足の大きさや脚の長さ、背骨の形状など、骨格形状や大きさは当然個人差があり、スポーツをやるうえで、本来は考慮されるべきものですが、ここまで科学力が追い付いていないため、あやふやにされています。

更には、こういった「体格(骨格)の個人差」を踏まえた上で、下半身と上半身の筋力バランスや各スポーツによって異なる動作の解剖(運動生理学)を理解した練習、トレーニングが必要になります。が、まだまだそこまで追い付いてはいません。

イチロー選手にとっては「筋肉を大きくしない」ことが良い結果として出ていますし、ダルビッシュ選手にとっては「筋肉を大きくする」ことが良い結果として出ていますが、どちらの選手もこの「個人差」というものが最低限クリアされている結果であり、反対にいくら優れた選手であっても「自分の持っている骨格形状(体格)と筋力バランス」とに合ったトレーニングをしなければ、その分故障率は高まるということです。

以上を分かりやすく理解するには、子供が大人同様のトレーニングをしたらどうなりますか?というのを考えたら良いと思います。故障します。

以上、こういった個人差を考慮しない練習、トレーニングでは、いつも書くように、「スポーツに故障はつきもの」になりますが、最低限理解できれば、少なからず故障率低下は実現します。この大前提の上に、柔軟性の問題や筋肉のスムーズな連動、各スポーツにおける正しいフォーム、瞬発系、持久力系など、それぞれ分けて追及していくことが必要になります。

結局、今のスポーツ界というのは何にもわかってない状態で、良い指導者、治療家に巡り会えるか会えないかで、かなりの部分が決まります。

ダルビッシュ選手や大谷選手などのように、生まれつき体格に恵まれている選手はまだ良いが、日本人の通常の体格であれば、ほぼ「指導者(親も含め)」で決まります。つまり「運」です。

ということで、次回もう少し細かく書いてみます。




posted by やんたろう at 09:57 | Comment(0) | 筋トレと故障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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