しかし、現実にパフォーマンスを向上させるために有効な場合も多々ありますので、少し視点を変えて書いていきます。
本来必要ないのは何故かについては、筋トレ不要論の記事を読んで下さい。
筋トレ、ウェイトトレーニングを有効な練習方法にするためには、以下の条件を満たす場合です。
@必ずそのスポーツにおける筋肉の連動と自分の筋力の強弱(バランス)を理解すること
Aあくまで通常練習の補助として行うこと(オフシーズンの場合は、走り込み等の下半身の強化のプラスαで行う)
Bアップダウンをしっかりやること(今日のメニューは筋トレだけ、ということのないように)
C自分の体型を考慮すること
以上4つを満たせば、筋トレ、ウェイトトレーニングはパフォーマンス向上に有効な練習方法となります。
しかし、以上4つを満たしている場合はかなり少ないですから(特に学生は)基本的に不要となります。
@は難しく考えず、例えば「走る」という動作であれば、太ももに重点を置いたトレーニングをするのではなく、軸ぶれしていないか、左右の脚(足首、膝)にアンバランスはないか(歩幅が違うや、可動域が違うなど)、これら「自分特有の癖や改善点」を理解した後にそれを解消するために行うトレーニングであれば有効ということ。
A、Bは書いてある通りのため説明は省きますが、Cだけ少し書いておきます。
Cは身長や骨格形状は人により差がありますから、基本的には背が小さく骨格が細めなら、筋トレは少なめにしましょう。
以上、筋トレ、ウェイトトレーニングを有効な練習方法とするための条件でした。
スポーツをやる上で、目的はそれぞれ違うことと思いますが、パフォーマンスの維持、向上をさせるには、「故障しない身体(肉体)」というのは大前提になるわけであり、この2つは切っても切れない関係ですから、くれぐれもパフォーマンス向上だけに重点を置き過ぎた、過度な筋力強化を行わないようにしましょう。
パフォーマンスを存分に発揮するためには、あくまで筋肉単体ではなく連動をスムーズに行い、力が逃げないよう身体を上手に連動させることが大切です。